車輪人の自転車日本一周・登山の旅 車輪人の自転車日本一周・登山の旅

2003年 5月24日 (土) - 321日目

天気 :

体調 : 良好

宿泊地 : 三俣スキー場

本日の移動 : 塩沢町~巻機山登山~湯沢町

走行距離 : 36.7km

累計距離 : 13,809km
本日の出費

食費 : 964円

観光費 : 0円

宿泊費 : 0円

雑費 : 500円

費用詳細 : 雑費:越後湯沢温泉(街道の湯)

現在地 : 新潟県湯沢町  ( 全走行図 )

やっぱり温泉♪

 当たり前でだが、登山はやっぱり疲れる!そんな身体でまた次の登山へと坂を下り、また登る。なんとも辛い道程だが、そんな明日の登山に備えて今夜は”神楽・三俣スキー場”へと入った。日本を代表するスキー場のひとつであり、また山麓には小さいながらも集落がある。そんなところなので携帯は圏内だろう、今夜の2度目のラジオ出演は問題ないだろう。そう思っての到着であったが、なんとau圏外!これにはビックリ!そしてさらに驚いたのが、だめもとで繋いだAirHがなんと圏内だったことだ!♪HPの更新が、さらには溜まった画像のUPと嬉しい悲鳴だが、その反面、なんで携帯が・・・ ラジオ生出演が流れてしまった。ごめんないさい・・・

 さて、話を朝に戻そう。今朝は5時に早起きでせかせか登山準備。力を付けるため、朝からご飯を炊いてしっかり食べて、6時20分いよいよ登山スタートだ♪まずは通常登山口となる駐車場まで車道をのんびり歩く。まだ早朝にも関わらず、さすが土曜日ということだろうか、山菜取りのおじさんや、家族ずれでの散歩、そんなほのぼのとした雰囲気の中を、登山重装備のややこの中では浮いてしまいながらも黙々と登って行った。

まだまだ遠い山頂
 登山口へと着くと意外にもたくさんの車がすでにとまっていた。今日はちょっと賑やかな登山になりそうだ!そんな期待を胸に、6時50分、いよいよ山頂に向けて登山道へと入っていった。最初から快調に歩き登っていく。何人かの登山者に追いつき、そして気持ちよくあいさつを交わす。時にはちょっとした会話も生まれる。「今日はいい天気ですね!」、「ここちょっときついですね。」とか、変哲もない会話だが、でも、そんな山でのふれあいが嬉しい。何より、美しい景色、そして苦労、そんな山での刺激をちょっとした会話で共有できる。いや、会話がなくても、同じ道を歩く、ただそれだけで嬉しく感じるのだ。それが、ひとり誰とも会わない登山、確かに全てのものをひとりで独占できるかもしれないが、その感動、衝撃をだれにも伝えること出来ず、また苦労も分ち合えない。楽しさが半減してしまうような感じが私はする。だらかこうしていろんな人と出会い話すのが山では一番嬉しいのだ。

 尾根沿いにまだ遠い山頂を見上げながら登っていく。まだまだ登山半ばというのに、そしてこの強い日差しというのに、残雪は今もまだ豊富に残っていった。でも、そんな残雪でも今日は恐怖も感じることもなく行き遊び気分で快適。傾斜は緩やかで、さらには林間の中。アイゼン(靴に付ける爪)も今回は必要なく、またいつもは無くて悲鳴をあげているピッケル(雪山用杖)ももちろん必要ない。快適に雪渓を越えて、そして低い森林限界を超え、急登を駆け上がるとまず最初のピークである前巻機(ニセ巻機)に8時40分登頂♪広がる銀世界と、そして前面に聳える巻機山。のっぺりとした山で迫力にやや欠ける風貌ではあるが、でも、反面、他の山にはない優しさと、清らかさがそこにはあった。

今回も残雪が迎えてくれる
がんばりまーす♪
朝日岳方面の連峰

 15分ほど休憩して、いよいよ最高峰を目指す。意外に遠く見えた山頂までは歩くとあっという間で、すぐに巻機山山頂へと登頂。ただ、ここが本当の最高峰ではなく、ほんとうの最高所はどういうわけかここからなだらかな道程を10分ほど歩いたところにある。だが、そこにはなにも標識はなく、ここが最高所・本巻機山だろう・・・ その程度しか分からないほどであったが、でも、そのちょっとした高さの違いがなんとなく嬉しかった。ちなみにこの登頂は9時20分であった。恒例の山頂記念写真は先ほどのちょっと下ったところにある標識上で撮影♪ここ、山頂でも何人かの登山者とすれ違い、そして展望などちょっとした会話を交わす。見渡すか限り銀世界という別世界での人とのふれあい、お互い苦労して登ってきただけに、ちょっとした会話でほんと分ち合うことができる登山とは不思議な世界であった。

平坦な巻機山山頂
前巻機にて
とうとう山頂♪
お隣さん、牛ヶ岳
雪が割れてる・・・
山頂だい!♪

 10時、今日はこのあと、苗場山の登山口付近までは行かなければ行けないので、展望を楽しむのはほどほどにして下山へと向った。雪渓での下りは足を痛めることなく下れるのが嬉しい。そして足を滑らすようにして、翔ける様にして、自分でも驚くほどあっという間に越える。そして雪がない所でもトントンとテンポ良く今日は快調に下って行って、無事に11時半、駐車場まで下山することができた。そして車道をまた30分ほど歩くとようやく自転車を置いたバス停に到着した。今回の登山、所要時間はそれほど掛かってはいないが、それでもさすがにこうして登山を終え、ホッと一息つくと疲労が濃く出始める。さすがにすぐに出発する気にもなれず、余ったパンを食べたりしながら地図を眺めしばしの休憩。こうしてなんとか鋭気を養って、13時ごろ次の苗場山の登山口へ向けてまた漕ぎ出した。

 昨日のあれだけ苦労して登った坂を一気に下って、そして休む間もなく今度は湯沢へ向けての登りが始まる。鋭気を養ったつもりであったが、さすがに足取りは重く、漕いでも漕いでも一向に進まない。終いには疲労のあまりか睡魔にまでにも襲われ、この先、長い道のりを考え無理は禁物と 丁度良い神社のベンチを見つけてそこで1時間ほどの仮眠。そして今度こそと、改めて自転車にまたがり坂へと挑んでいった。

 湯沢の町へはそれほど苦もなく到着できたのだが、そこから先、目指す”三俣スキー場”までの登りは果てしなく続くきつい登りであった。根を上げそうになりながらも、たくさんの車からの励ましを受けて負けじと進む。そして登りきった先、大きく下ったのにはやや閉口してしまったが、それでも当初の目的のスキー場へと到着した。

 やけにスキー場が騒がしい。なんだろう、まさかとは思ったがそのまさか!なんと一部ではあるがスキー場がまだ営業しているではないか!スノボーやスキーを担ぐたくさんの人たちを眺め、自分はスノボーが好きなだけに悔しくて堪らなかった。明日滑ろうか!?そう本気で考えてしまったが、でも、狭いスキー場、大金をはたいてひとり空しく滑るのも寂しいと思い断念。「今年の冬!思いっきり滑ってやる!!」、ただ、それだけを夢見て、今は指をくわえて眺めていた。そんな時、スキー場の係員が「どこから来たの?」と声を掛けて来てくれた。話をし、また、明日この苗場山に登りたい旨を伝え、そして荷物の置き場に困っていることを言うと、なんと「それならゴンドラに置いていってもいいよ!」と嬉しいことに言ってくれた。ゴンドラとはオブジェとして旧型の物を幾つか駐車場に設置されてるもので、中はまさに快適空間であった。荷物どころか寝床は、迷わずここに決定してた。

今夜の寝床はゴンドラです
登山の疲れを温泉で♪

 寝床を見つけると、この後の行動がほんと安心できる。不安もなく、このあとのんびりと日暮れ過ぎまで近くの温泉「街道の湯」へと浸かり、そして休憩室でHPの更新作業。冒頭にも書いたが、不思議なことに携帯は圏外にも関わらず、なぜかAirHは圏内。無事にHPを更新して、そして温泉閉館の21時頃、後にしてゴンドラへと戻り、今、快適空間で、それでいて、「なんでゴンドラ?!」そんあ不思議な思いの中で、残りの日記を書いている。就寝は22時半頃となりそうだ。明日も早起き頑張るぞ!

 ★今日のお食事♪
 ・朝食 : ごはん&レトルトマーボー豆腐
 ・昼食 : パン×2・羊羹
 ・夕食 : パン×2




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