さすがに布団は天国♪!寝るのも遅かったこともあって&お酒も少々入っていたこともあって、もうグッスリ朝まで熟睡♪そんな幸せの朝は7時半ごろに起床した。でも、そんな幸せな朝であったが、昨日の日記が残っていたことから、もう書かなきゃと気の重い朝でもあった・・・ そんなことから、まずは、朝から布団に包って日記の更新へ。ちなみに今日の予定は泊めていただいた東(ひがし)さんと一緒に吉備路を自転車で散策することになっているが、大学が2時過ぎからあるため、それまでに旅を終えないといけない。そのため、いつまでも日記の更新をしているわけにもいかず、仕方なく途中で切り上げて、顔を洗ったり、シャワーに浴びたりと出発準備へ。そして10時頃、寒い吉備路へと2人出発した。
国道は避けて、交通量の少なく走りやすい路地をひたすら進み、まずは最上稲荷を目指す。やっぱり一人より二人のほうが楽しい。とくにこうやって観光目的でのんびり走るときには最高だ!そして、こんな冬の寒さをお互いに共感し、励ましあえるのも嬉しい。普段、ただ、一人で苦しみ耐えているだけに・・・
最上稲荷へ向かう途中、ちょっと大きな公園を発見、ちょっと休憩を兼ねて寄ってみることにし、立ち寄ったのだが、散策してびっくり、そこが秀吉の水攻めで有名な”備中高松城跡”だった。史跡好き&戦国好きの私にとっては思いがけない嬉しい出会い。さっそくワクワクしながら詳しく散策に入る。そしてもちろん2人で記念写真も♪城跡には公園となっていて碑がのこるだけで面影を感じることはできなかったが、中に無料で見学できる資料館がある。小さな資料館ではあったが、そこの主人が温かく迎えてくれて、また、その少ない資料の中でも見所も多かった。そんな意外な嬉しい観光をして、当初の目的地、最上稲荷へと向かった。
そこから、10分ほどでその最上稲荷へと到着した。そのまま車道を通って神社にも行けそうだったが、やっぱり参拝気分を高めるために参道を通って見ることにした。どんな参道か気になったということも、もちろんある。
そんな参道、お土産店や飲食街が立ち並んでいて、華やかそうではあったが、今はシーズン外のせいか、また平日とあってか、寂れたような暗い雰囲気だけが辺りを漂わせていた。だが、さらにその参道を進むと、だんだん素朴なお土産街が並び賑やかに。ただ人は少なかったが、このお土産街の雰囲気が楽しい。見ているだけで不思議とウキウキしてきてしまう、そんな力がそこにはあった。
参道(お土産街)を抜けると、石造りの門、それをくぐり階段を登ると大きな本宮へと出る。そこには出雲大社にも負けないほどの、大きなしめ縄があり、それをくぐると、初詣の賑わいが浮かぶ、本宮の横幅いっぱいの長い長い、賽銭箱があった。そんな賑わいを浮かべながら後にした。そのとき、自分はどこで何をしているか、気になりながら・・・
帰路は、大鳥居を抜けて、今度は吉備路沿いにある吉備津彦神社へと向かった。この大鳥居、この町のどこからでも見えるほどの大きさ、また、まわりに大きな建物もないことから、さらに威厳が感じられた。そんなシンボル的存在の鳥居を抜けて、また路地を迷い迷い進み、そして吉備津彦神社へと入った。
ホンとかウソか分からないが、聞いた話ではこの神社ではあの桃太郎の兄?!が祭られているという話。それを確認したかったが、歴史を説明していた看板にはそれらしいことは書いていなかった。ただ、唯一、桃太郎像があるということで言ってみることに。そこは駐車場の片隅の目立たないところに建てられていたのだが、その像をみて思わず、失礼なのだが笑ってしまった。愛嬌のある?!なんともいえない顔、そして、犬も表情・・・ さらには猿のひ弱そうなかわいさ、かなり惹かれてしまって、いつ誰が作ったのかきになったが、結局分からなかった。でも、この像にはほんと魅せられた。ぜひ写真のアップを見て下さい!さらには実物を!
次はわずか数キロ離れたところにある吉備津神社へ。ここはまたちょっと華やかなお土産街や露店なども立ち並んでいた。 それらを横目に階段を登っていくと、国宝だと言う本宮へ。そんな歴史に触れながら記念撮影をすまして後にした。
この先は整備された吉備路(サイクリングロード)を軽快に走る。っと言いたいところだが、向かい風がきつくて、ペダルは重いは、寒いわで、なかなか辛い走行なってしまったが、でも、先ほどにも書いたが、こうやって2人でそれを共有できることが嬉しかった。
そして、最後の大きな観光地・備中国分寺へ。五重塔はさすがに素晴らしかったが、本堂、大師堂は、四国で嫌と言うほど見てきたので、それほど珍しさはなかった。だが、その四国の旅を懐かしく思い出した。
この先、東さんとは一時お別れ。大学の授業があるためだ。この先は一人で吉備路の散策を進める。だが、一人になると、急にこの寒さが堪えた。この先の向かい風にも負けそうにもなる。2人での心強さ身に強く感じた。でも、この一人旅、辛さもあるからこそ、嬉しさも同じようにあり、そして出会いがある。それらに励まされて毎日頑張っていけるのだ。
話は戻って、この国分寺を過ぎて、また吉備路を進み今度は作山古墳へ、ここで広い駐車場もあったことからちょっと休憩。そこで、今日、道中のホームセンターでちょっと奮発して買った携帯用空気入れをさっそく試しに使ってみた。今までのものは小さすぎたために高圧の空気入れにかなり苦労していた。そのため、この長期の旅行、少しでも快適にしようと、ちょっと奮発してもっと気軽に空気の補充ができるようにと新規購入したのだ。さすがに新しいには、高圧まですぐに入れることが出来た。だが、高い割にはそのノズルは貧弱でちょっと耐久性に不安が残った。
もう、いつの間には14時半になっていた。いやにお腹が空くな~ っとここで初めて気づき。よくよく考えれば、朝からなにも食べてないので当たり前であった。コンビニでパンを買って昼食代わりとし、さらに吉備路を進んだ。そして最後に総社宮を観光して、そして先に東さん宅へと戻ることに。だが、そのアパートがなかなか見つからない。記憶を搾り出して、散策を重ねること約30分、なんとかアパートの辿り着いて、ようやく休息♪でも、あんまりのんびりしている時間もない。そう、昨日の日記がまだ途中なのだ。書き始めた頃、大学から東さんが帰宅。今日の旅の話で盛り上がりながら、のんびりお互いPCと睨めっこしらがら夕方の時間を過ごした。
なんとか、昨日の日記を書き終えて、さて、今日の夕食をどうしようかと話していると、なんとこのアパートの大家さんが店屋物やパンを差し入れてくれた。聞けば、よく持ってきてくれるという。そんな驚くほど温かい大家さんから頂いた夕食と、先ほど買出ししてきた食料を合わせて、今日も豪華夕食♪ちなみにこの買出しの時に、あまりのスーパーの値段の安さにまた自炊用食材をたんまり購入した。
暖かい部屋でテレビを見ながら幸せな夕食を終えた頃、同じアパートの住み、そして東さんと同じ大学の”いくちゃん”が部屋に遊びに来てくれた。こうなるとまた話は弾む。そんな楽しい時間はあっという間にすぎて、10時半にいくちゃん帰宅。そしてそれから今日のHP更新作業へと入ったが、話ながら&テレビ見ながらで、なかなか進まず、ようやく、午前2時になろうとしている今、終わろうとしている。いや~ 疲れた。でも明日からまた頑張るぞ!!
~追伸~
吉備路を自転車で走ると、いろいろなものが見えてくる。なぞの石碑や石段、そして古墳と、太古のロマンを奮いたさせてもらえる、そんな魅力ある今回のサイクリングだった。ぜひ、時間に余裕を持ってゆっくり足を止めながら見てもらえたらいいなと思った。ここでは書ききれない出会いや疑問が沢山あった魅力ある所だ。