少し走るとすぐに熊野本宮大社に到着。さっそく参拝。この神社、明治の大洪水で被害を受けて、現在の高台の場所に移ったという。そんな元神社あった場所も訪れてみた。そこにはビックリするほどの大鳥居!日本一の大きさという。そして大社跡には石碑が建てられていた。誰もいないそんな場所をのんびり楽しんだ。
そして、そのあとは4kmほどだっただろうか、坂を登って湯の峰温泉へ。目的は”つぼ湯”というちょっと変わった温泉に入浴するためだ。名の通り、つぼのように岩がくりぬかれたような形の温泉。湯船は小さく2人入ればいっぱいという大きさ。そのため温泉は貸切制なのだ。そこまでの道中は大きなアップダウンが続くつらい道だったが、温泉のためと力がはいった。そして小さな温泉街へと入った。なかなか素朴な雰囲気が漂う好きな温泉場であった。さっそくつぼ湯へ。2組待ちということで30分ほど待つことになったが、そんな時に楽しい出会いも。その待合所で熊野本宮大社でも見掛けた一人旅の方が・・・ 見るからに自分と同じ色を持った方。話してみるとやっぱり話は弾む。名前はマツオカさん。初めて会って話したと思えないほどに楽しく話すことが出来た。そして自分のつぼ湯の順番。ちょっと話したりない悔しい思いでお別れして、そしてつぼ湯へ。こじんまりとした小さな小屋の中に、小さな湯船。ちょっと変わったお風呂にワクワクしながら入浴。そしてちょっと乳白色温泉。とても気持ちよかったが、ちょっと熱すぎるという欠点も・・・ そして、時間が30分までと決められているのもあってやや落ち着かないところもある。実際にこのあと何人も入浴を待っている。そんなこともあって早々に湯船からあがった。そしてバス待ちしているマツオカさんとまた再会。バスが来るまでまた話の続きを楽しんだ。
そんなふうに楽しんだ湯の峰温泉を後にして、今度は川湯温泉へ。この温泉もちょっと変わっている。なんと河原を掘れば温泉が沸くというところなのだ。すでに幾つもの穴が掘られて湯船が出来ていた。そしてその中のひと際大きな湯船に数人の方が入っていた。だが、良く見てみると、みんな水着・・・ こんな中で、自分ひとりだけ裸で入浴するのもさすがに気が引けた。入浴を迷っていると、ある入浴していたご家族から「せっかく来たんだから入らなきゃ!」と誘われて、「そりゃそうだ!」と納得。でも、さすがに裸は気が引けたので、パンツ一丁になって入浴した。最高に気持ちよかった。そして面白かった。川で泳いだり、そして寒くなればまた河原の湯船に戻ったりと、なかなか遊べる温泉。あまりの気持ちよさにのんびり過ごしてしまった。そしてそのご家族との会話も楽しんで、また、ちょっとした昼食まで御馳走になった。ありがとうございました。
そんなことしている間に、12時をまわってしまった。そして出発したのは12時半。今日は予定を変更して西村さん宅にお世話になることにした。そう、以前、熊野市を周っているときにお世話になった方だ。そこまで、60km以上ある山道だ。ちょっと急ぎ足で漕ぎ向かった。道は瀞峡、七色峡と抜ける169号、それが意外に険しくきつい。そのため時間的にもきつくなってきた。日暮れ前には着きたい・・・ そう思いながら必死で漕いだ。疲れている身体にさらに鞭を打って漕いだ。景観をのんびり楽しんでいる間もない。そしてなんとか夕暮れ前に熊野市へ。西村さん宅へ向かう途中、偶然仕事帰りの西村さんと再会♪そして西村さん宅へ。夕食を御馳走になり、そして楽しい団欒の夜を過ごしている♪♪ありがとうございました!