昨夜は結局テントを張らずにそのままベンチで眠った。夜中何度も激しい雨が降り寝袋に雨がかからないか心配で起きてしまうが、それでもぐっすり眠ることができた。朝は6時起床。やはり雨が降っている。時折激しくも降る。今日は先に進むのを止め様かとも思ったがAirHに繋がる場所に行きたく、また、風呂にも入りたくて諏訪まで行くことにした。
昨日、進められた義仲館に行こうと会館の9時まで待ってから出発しようと思ったのだが、よく見ると月曜定休・・・ 結局、さっさと出発することにした。雨は小降りだ。30分ほど走りそろそろ薮原宿を越えようかとしているころ、突然リアのタイヤがパンクする!雨の中の修理となったが、まあ小雨だけ助かったとプラス思考でがんある。リアタイヤを外し終わったろ急にバケツをひっくり返したような大粒の雨へと変わった。雨宿りしたくてもする場所もなく、大雨の中で必死に修理した。漏れ箇所は2箇所あった。なんとか修理して取り付けて空気を入れる。途中までは良かったのだが、また空気が抜けてしまった。もしやと思い、また外して今度はタイヤ自体を見てみると1センチ近くある尖ったガラスが刺さっていたのだ。それによってまたパンクしてしまった。相変わらず大雨だ。再度修理してガラスを抜き、なんとか修理完了。1HR以上もかかってしまった。やっと走り出したころ、雨は小雨へと変っていった。ほんとついていない・・・
次の宿場町・奈良井宿へ入る。有名な馬籠。妻籠と見てきた私にとっては大したことないだろうと、旧道へ入ってビックリ!負けないほどの町並みが残っていた。さらに趣のある木造アーチ状の橋まで架かっていて、とても素晴らしい宿場町であった。ただ残念だったのが、町内に多くの車が駐車してあったためにせっかくの風情が壊れてしまっていたことだ。そこを除けば橋あり、さらには水場までもありで、ほんときてよかったと思う宿場町だった。
ここからは、アップダウンを繰り返しながらもほとんどが下りであっという間に塩尻に着いた。ここでも国道ではなく旧道を通っていった。その道中で遺跡を発見。平出遺跡だ。さっそく公園内へ散策してみた。おおくの復元された建物などを見学した。初めて聞くところだったが、しっかり整備もされていて、その博物館も隣接されていて良いところだった。
そこから塩尻宿を越えて塩尻峠へ。かなり気合を入れて望むが思っていたよりも難なく越えることができた。理由は距離はあったが斜度は緩やかだったためだ。まあ、それでも最後は少しへたったが・・・ 峠を抜けると諏訪湖が視界に入る。今まで雨が降ったり止んだりの天気が一変して晴れ間ものぞき素晴らしい展望となった。この旅初の良展望ばったのもあり、この展望に感動して少し見入ってしまった。写真では表現することができない展望であった。
気持ちよく坂を下って下諏訪市へ入る。さっそく温泉と生きたい所だったが実は着替えがなくなっていた。洗濯もしたのだが、ほとんどこの天気では乾かなかったのだ。そのためまずはコインランドリーを探す。運良く格安のところを見つけることが出来た。洗濯200円・乾燥100円と安い!洗濯しながら久しぶりのAirHで掲示板の返信等の作業をした。そのころまた雷鳴と共に大雨となる。ここでは助かった。ふと天気予報を覗くとなんと明日昼ごろに、ここ長野を台風が通過することに気づく。台風が来ていることはしっていたが、来るのは明後日頃だと思っていたからビックリである。今日の予定を考える。宿泊場所だ。近くにYHはあるのだが、出費がいたい・・・ 予報だと台風接近は明日の昼頃なので野宿で大丈夫では・・とも思う。いろいろ悩んだ結果、風雨を凌げるよい野宿ポイントが見つからなければyhYHに泊ることにした。
気を取り直して温泉へ。格安の温泉が沢山ある中、児湯に入ることにした。露天やジャグジーもあり200円とは思えない豪華な温泉だった。2日ぶりということもあって気持ちよさも倍増した。